11/02/2017

シドニーに住んでいたら、ハンターバレーは行かないと

ワインが大好きな私にとって、オーストラリアは危険な場所。なにしろワインが安いうえに、種類が豊富!日本から直接こちらに来た方々は、そんなに感動しないのかもしれないが・・・。かつてシンガポールに住んでいた頃は、こちらの値段の3倍ほど払ってワインを購入していたから、その安さは身にしみてありがたい。しかし、あまりのお手頃感に、ついつい飲み過ぎてしまいがちだから要注意だ。調子に乗って飲み過ぎて毎朝アルコール臭のする尿を排泄する生活はやはり不健康だということに気づくまでに1年かかったが、最近、アルコール週末限定摂取の方向に生活をかえている。

私のワイン知識は私を取り巻くソムリエ友達に比べたら、太刀打ちできるレベルではないが、一応基本的な知識は前職で得ているし、その後もワインのコースを趣味でとったり、自分の好きなぶどうに関して身を張ってリサーチしたりしている。

そこで、ハンターバレーの話題。
シドニーから数時間。ちょっとしたドライブがてら行くには持ってこいの場所だ。この地域では、19世紀の初め頃からワイン作りが始まったらしい。ワインの世界では新しいオーストラリアワインの先駆け的な存在。ハンターバレーのSemilonは世界的にも有名らしいが、その他、Shiraz, Chardonnay, Cabernet Sauvignon, Verdelhoなども生産されている。ここで私が注目したいのがシラズ。いつもは南オーストラリア(Barossa ValleyやMclaren Vale)でとれるシラズしか飲まない私だけに、ハンターバレーのシラズはどんなものか興味深い。

今回はシンガポール在住の友人と息子、そして、うちの家族全員参加だったため、ワイナリーをへべれけになって渡り歩くようなディープな旅ではない。自制が必要な家族遠足。本日のプラン、朝9時ごろ出発、お昼前に1軒ワイナリー訪問、混み出す前に Smelly Cheese Shopでランチをして、その後2〜3軒ワイナリーを回って帰ると、4時前には帰宅できる。

今回訪問したワイナリーは、
McGuigan Wines Cellar Door
Tempus Two Cellar Door
Binbadgen Winery
の計3軒。


まずは昼食に関して。Smelly Cheese Shopは、今まで何度か行ったことがあるが、いつもとても混雑している。チーズの種類は確かにすごいし、他の興味深い食材も揃っている。ただ、ローカルものがとても乏しい。せっかくハンターまで来て、割高な、シドニーでも帰るチーズを買う意味がないから、結局買わないでスルーする。ランチは、Pork Bellyのサンドイッチをチョイス。これがまた・・・・時間がかかった。私たちより後から来た人たちが、私たちと同じようなオーダーを先に受け取っていたりして、キッチンはグッチャグッチャなんだろうな、という事が容易に想像できる。やっと届いたサンドイッチだが、ポーク一切れ一切れが大き過ぎて、パンと一緒に食べられない。パンもかなりドライな感じで、ん〜、残念。

ワイナリーに関して、今回のこの3軒だけを比べると・・・
McGuiganが一番親切で、有無を言わずに色々試飲させてくれる。悲しいお知らせが一つ。ワインちょっと詳しい的に振舞っているくせに、一番美味しいと感じたのが一番安い10ドルのシラズだった事。舌が慣れているから、美味しいと感じてしまうのだろう。Tempusの対応は、まあまあだけど、お兄さんのやる気のなさがちょっと気になった。McGuiganの10ドルの後だっただけに、Tempusがやたらと高く感じ、結局何も買わずに出る。Binbadgenは、試飲だけで5ドルチャージ。残念ながら、美味しいと感じるワインに出会えず、またまたさようなら。でも、ここはワイン畑の中心に醸造所があるので、景色がとても良く、ランチなどに立ち寄ると良いかもしれない。駐車場に行く途中、ワイン畑でくつろぐ、あの動物に会うこともできたりして。


後で知った事だが、ハンターのシラズは軽くて有名らしい。私の好きなドロッとフルボディーなタイプとは全く違っていた。好きじゃないはずだ・・・。とうい事で、今回の学びは、ハンターは遠足の目的地としては楽しいけど、私が好きなワインはない。という事だった。次回行くときは、Smelly Cheese Shopのカフェメニューをオーダーせず、アンティパストプレートとバゲットを買って、外のテーブルで食べようと思う。

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